桜井恵三氏がアマゾンで販売している電子書籍はコピペだらけ?3

桜井恵三氏がアマゾンで販売している電子書籍、「脳科学と音声工学が解明した楽しい英語学習」のコピペ疑惑第3弾です。今回、流用・コピペ疑惑を追求するのは、「1.5. 人間らしくする三つの脳」についてです。

        :桜井恵三氏がアマゾンで販売している電子書籍における表現
        :流用元と思われるサイトでの表現
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例13
「脳にはいろいろな部位とその役割があります。脳幹は呼吸、循環、消化などの自律神経、脳幹の上にあるのが間脳で、食欲や性欲に関わります。その外側に大脳辺縁系があり、喜び悲しみ怒り恐怖などの感情を司る部分です。

そして人が他の動物たちと大きく違うのが、一番外側に大脳皮質が発達していることです。大脳皮質は場所によって4 つに分けられます。前頭葉、側頭葉、頭頂葉、後頭葉です。前頭葉の中でも最も前の方に位置するのが前頭前野です。

特に前頭前野は人間らしさを保つ3 つの働きがあると言われており、それらは仕事脳、学習脳、共感脳です。前頭前野の中心には共感脳があり、それを囲むように仕事脳と学習脳があります。共感脳はちょうど額のあたりになります。

仕事脳はルノアドレナリンによって、学習脳はドーパミンによって、共感脳はセロトニンという神経伝達物質によって情報の伝達が行なわれています。ルノアドレナリンもドーパミンも興奮物質ですが、一方セロトニンはバランスを整え平常心をもたらす働きを共感脳に促します。癒しの脳内物質と考えてもいいでしょう。セロトニンはトレーニングによってよく出る体質を作ることが可能なのだとか。その中でも一番良いのが泣くことだそうです。笑うことが健康にいいとはもちろんのことですが、泣くことはそれを上回る癒しの効果を持っているのだそうです。」

一口に脳といってもいろいろと部位があります。脳幹は呼吸、循環、消化などの自律神経、脳幹の上にあるのが間脳で、食欲や性欲に関わる脳。その外側に大脳辺縁系があり、喜び悲しみ怒り恐怖などの感情が形成される脳。そして人が他の動物たちと一線を画するのが、一番外側に大脳皮質が発達していることです。大脳皮質は場所によって4つに分けられます。前頭葉、側頭葉、頭頂葉、後頭葉です。前頭葉の中でも最も前の方に位置するのが前頭全野です。前頭前野は3つの働きがあると言います。仕事、学習、共感です。前頭前野の中心には共感脳があり、それを囲むように仕事脳と学習脳があります。共感脳はちょうど額のあたりだそうです。
仕事脳はルノアドレナリンによって、学習脳はドーパミンによって、共感脳はセロトニンという神経伝達物質によって情報の伝達が行なわれています。
日本の高度成長期では猛烈に仕事をすることが尊ばれ、いい仕事に就くためには勉強をたくさんしていい大学に入る・・・・そんな時代だったのではないかと思います。ルノアドレナリンもドーパミンも興奮物質ですが、一方セロトニンはバランスを整え平常心をもたらす働きを共感脳に促します。癒しの脳内物質と考えてもいいでしょう。
セロトニンはトレーニングによってよく出る体質を作ることが可能なのだとか。その中でも一番いいのが泣くことだそうです。泣くというのは共感ですから理にかなっています。笑うことが健康にいいとはもちろんのことですが、泣くことはそれを上回る癒しの効果を持っているのだそうです。

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【流用元と思われるサイト】
「ふじラウンジ いつもは農の話、今日は脳の話」
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例14
「 人間に人間らしさをもたらしている前頭前野、その中でも真ん中に位置する共感脳が、私たちの心の中でも共感や我慢、理性といった社会性に関する働きをしている場所だということがわかりました。共感の働きは、前頭前野の中の、さらにその真ん中の部分内側前頭前野にあります。実は前頭前野には三つの大切な働きがあります。共感と仕事と学習です。

脳というのは、神経の束でありニューラルネットワークです。目、耳、鼻、口、皮膚感覚などのセンサーを通して感じられた情報は、体中に張りめぐらされた神経を通って、脳にもたらされます。物を見ているのも、音を聞いているのも、臭いや味を判断しているのも、痛みを感じているのも、突き詰めていえば最終的には脳が感じているのです。

身体と脳をつなぐネットワークがあるように、脳の中にも脳のさまざまな部分をつなぐネットワークがあり、互いに影響を与え合っています。脳内ネットワークを構築している神経細胞の数は千数百億個以上もあり、いろいろな神経が存在します。

そして、その名前は、その神経が情報伝達に使用している物質の名前が用いられています。よく、脳は微小な電流によって情報が伝わるといわれています。確かに脳には微小な電流が流れているのですが、神経と神経の間で情報を伝達しているのは、電流ではなく、神経伝達物質によって作りだされる電流です。

ドーパミンという神経伝達物質を使って情報伝達を行っている神経が「ドーパミン神経」、ノルアドレナリンを使っているのが「ノルアドレナリン神経」、セロトニンを使っているのが「セロトニン神経」と呼ばれるということです。

前頭前野を構成する3 つの脳である共感脳、仕事脳、学習脳は、それぞれ3 つの神経と密接にかかわっています。学習脳はドーパミン神経です。仕事脳はノルアドレナリン神経です。共感脳はセロトニン神経です。」

「人間に「人間らしさ」をもたらしている前頭前野、その中でも真ん中に位置する共感脳が、私たちの「心」の中でも共感やがまん、理性といった「社会性」に関する働きをしている場所だということがわかりました。
(共感の働きは、前頭前野の中の、さらにその真ん中の部分「内側前頭前野」にあります。このことから内側前頭前野は、別名「共感脳」ともいわれています。)

では、前頭前野のそれ以外の場所は、何をしているのでしょう。

実は前頭前野には三つの大切な働きがあります。
一つは「共感」、そして残りの二つは「仕事」と「学習」です。

それぞれの働きを脳の位置でいうと、「共感脳」は前頭前野の真ん中、「仕事脳」は共感脳の外側上方、「学習脳」は共感脳の外側で、仕事脳の下に位置しています。

脳というのは、わかりやすく言えば神経の束です。

目、耳、鼻、口、皮膚感覚などを通して感じられた情報は、体中に張りめぐらされた神経を通って、脳にもたらされます。
ですから、モノを見ているのも、音を聞いているのも、臭いや味を判断しているのも、痛みを感じているのも、突き詰めていえば脳が感じているのです。

身体と脳をつなぐネットワークがあるように、脳の中にも脳のさまざまな部分をつなぐネットワークがあり、互いに影響を与え合っています。
脳内ネットワークを構築している神経細胞の数は約百五十億個もあり、その中で○○神経というように呼び名がついています。
そして、その名前は、その神経が情報伝達に使用している物質の名前が用いられるのが決まりになっています。
こうした物質は「神経伝達物質」または「脳内物質」と呼ばれます。
「ドーパミン」や「ノルアドレナリン」といった名前を聞いたことがあると思いますが、それらは神経伝達物質の一つです。

よく、脳は微小な電流によって情報が伝わるといわれています。
確かに脳には微小な電流が流れているのですが、神経と神経の間で情報を伝達しているのは、電流ではなく、電流の刺激によって放出される神経伝達物質です。

つまり、ドーパミンという神経伝達物質を使って情報伝達を行っている神経が「ドーパミン神経」、ノルアドレナリンを使っているのが「ノルアドレナリン神経」、セロトニンを使っているのが「セロトニン神経」と呼ばれるということです。
前頭前野を構成する三つの脳、「共感脳」「仕事脳」「学習脳」は、それぞれ今言った三つの神経と密接にかかわっています。
「学習脳」はドーパミン神経。
「仕事脳」はノルアドレナリン神経。
「共感脳」はセロトニン神経。」

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【流用元と思われるサイト】
「人間らしさは「三つの脳」で構成されている! | 縁処日記」
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流用元と思われるサイトの文章/桜井恵三氏の文章
 = 1711/1505(各々スペース不含の文字数)。
 流用・コピペと思われるボリューム:100%。
 (例13:676/506 文字、例14:1041/939 文字)

例13、例14ともに流用元と思われるサイトの記述は出版物からのコピペと思われます。
例14は流用元と思われるサイトには具体的に記述がありましたが「脳からストレスを消す技術 (サンマーク文庫) :有田秀穂 2008」
(http://www.sunmark.co.jp/book_profile/detail.php?cmn_search_id=978-4-7631-9860-0)からのもののようです。