桜井恵三氏が運営する商用サイト、www.eikaiwanopl.jpにおけるコピペ疑惑追求 第9弾です。
これまでに確認した桜井恵三氏作成の上記サイトを含む流用・コピペ疑惑については下記を参照下さい。
今回 流用・コピペ疑惑を追求するのは、このページです。
英語のホール・ランゲージのアプローチとは
www.eikaiwanopl.jp/information/proskons/wholelanguage.html
http://megalodon.jp/2011-1212-2205-36/www.eikaiwanopl.jp/information/proskons/wholelanguage.html
(2011年12月12日時点でのウェブ魚拓)
:桜井恵三氏の商用サイトにおける表現
:流用元と思われるサイトでの表現
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例56
「言語教育では、米国に「ホール・ランゲージ」というアプローチがあります。1980年代の後半から始まった言語教育の理論と各種の実践方法が存在します。日本でも多くの賛同者がおり、実践されています。ホール・ランゲージはどちらかと言えば純粋な言語理論というよりは、学習者の実態や素朴な言語意識を基礎とした言語学習の基本的なアプローチと実践であります。ホール(whole)は部分に対する全体という意味であります。言語の学習は部分から全体にという方向ではなく、意味あります。全体から学んでいくことが自然な方法であるという考え方にたっている。したがって部分やスキルだけを取り出しての練習方法に対しては否定的な考え方を持っています。」
「1980年代とくに後半から始まった言語教育の理論と実践。ホールランゲージは純粋な言語理論というよりは、学習者の実態や素朴な言語意識を基礎とした言語学習の理論と実践である。ホールは部分に対する全体という意味である。言語の学習は部分から全体にという方向ではなく、意味ある全体から学んでいくことが自然な方法である。という考え方にたっている。したがって部分やスキルだけを取り出しての練習方法に対しては否定的な考え方を持っている。」
【例56の流用元と思われるサイト】
21世紀 なぜ外国語会話教育なのか?
http://www.dokidoki.ne.jp/home2/jino/englishq&a.htm
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例57
「ホール・ランゲージのホールとは、全体とか丸ごとという意味であります。ホール・ランゲージでは、全体は部分を寄せ集めた総和以上であるという前提に立っています。「部分」より「全体」を重視する考え方は、教材や単元開発を行うときにもあてはまります。これは学習内容を人間の日常生活においても起きる事象であります。これらの事象はいわば「全体」であります。その「全体」を分析し細分化して、学習内容や教材化してしまうと、いつしか「全体」と「部分」の関係が失われていってしまいます。また、細分化された「部分」からは、全体構造も見えなくなってしまいます。
つまり内的関係性が失われてしまうからです。そこには「全体」が持っていたみずみずしい命は失われていってしまいます。細分化された言葉の「部分」からは、少しもエネルギーが感じられなくなってしいます。なぜなら「全体」は「部分」の総和以上の情報を提供してくれるからです。こうなると児童生徒は、教材に対する学習意欲を喪失してしまいます。そこで、教材を児童生徒に与える際には、細分化されて「全体」と「部分」との関係が失われたことに対して、「全体」と「部分」との関係を取り戻し、内的関係性をつけていく作業が必要になってきます。命が失われた「部分」である学習内容に対して、もう一度命を与えて、児童生徒に戻してあげることが重要になります。部分を規則的に組み立てると「部分」と「全体」を繋ぐ、橋渡しの作業を教師や教材が行わなければならないのです。」
ホールランゲージのホールとは、「全体」とか「丸ごと」という意味である。「ホールランゲージは、「全体」は「部分」を寄せ集めた総和以上であるという前提に立っている。」(2)「部分」より「全体」を重視する考え方は、題材・教材開発を行うときにもあてはまる。もともと学習内容(部分)は、現実世界の事象(全体)と有機的の関連していた。現実世界の事象(全体)には、みずみずしい「いのち」が満ちあふれていた。ところがその現実世界の事象(全体)を分析し、細分化して、学習内容(部分)としてしまうと、現実世界の事象(全体)が持っていた本来のみずみずしい「いのち」は失われていってしまう。細分化された「部分」からは、少しも「いのち」が感じられず、エネルギーも感じられなくなってしまう。なぜなら「全体」(現実世界の事象)は、「部分」(教育内容)の総和以上だからである。
こうなると児童生徒は、分析・細分化された学習内容に対して、もはや学習意欲を感じなくなってしまう。そこで、学習内容を児童生徒に与える際には、細分化されて「全体」と「部分」との関連が失われたことに対して、「全体」と「部分」との「内的関係性」をつけていく作業が必要になってくるのである。細分化されて「全体」と「部分」との関係が失われた学習内容に対して、もう一度「全体」と「部分」とのつながりをつけ、児童生徒に戻していく作業が必要なのである。これが教師の「部分」と「全体」をつなぐ題材・教材開発の仕事となるのである。 」」
【例57の流用元と思われるサイト】
文部科学省 学習することの意味と児童生徒の学習意欲の喚起
http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/gakuryoku/siryo/05070801/004.pdf
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例58
「フォニックスにおいて幼児期や小学校低学年に置ける典型的な言語習得の一つは、ビッグブックと呼ばれる絵本活用であります。子供達の人気があります。絵本を大型化したもので、それを教師が読み聞かせ、子供はそのお話を聞きながら、同時にかかれている文字を見ながら、自然に活字の世界に誘われ、活字意識を高めていくのであります。ホール・ランゲージのアプローチは言語を学ぶ、言語を通して学ぶ、言語について学ぶという3つのレベルを、一体的に扱っていく学習方法なのです。テーマを単元ごとに決めて、教科を総合的、横断的に取り扱っていくことも特徴の一つであります。」
「 幼児期や小学校低学年に置ける典型的な言語習得の一つは、ビッグブックと呼ばれる絵本活用である。子供達に人気のある絵本を大型化したもので、それを教師が読み聞かせ、子供はそのお話を聞きながら、同時にかかれている文字を見ながら、自然に活字の世界に誘われ、活字意識を高めていくのである。
言語を学ぶ,言語を通して学ぶ、言語について学ぶという3つのレベルを、一体的に扱っていく学習方法。テーマを単元ごとに決めて、教科を総合的、横断的に取り扱っていくことも特徴の一つである。」
【例58の流用元と思われるサイト】
21世紀 なぜ外国語会話教育なのか?
http://www.dokidoki.ne.jp/home2/jino/englishq&a.htm
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流用・コピペ疑惑のある文章/桜井恵三氏の文章 = 1203/2759(各々スペース不含の文字数)。
流用・コピペと思われるボリューム:43.6%。
流用・コピペするならもっとスムーズに文章をつなげれば良いものをと思いますが、当該ページは、いつにも増して桜井恵三氏が何を語りたいのかが不明です。恐らく桜井恵三氏が提唱する英会話学習法が単語の発音練習、文法学習に重きを置かないということを「ホール・ランゲージ」と何とか結びつけるための下地として説明しているのだろうと想像できますが、適当に作られたという感じのする文章です。
とりあえず関連することだけを書き連ねてあるだけという散漫な印象しか受けません。このあたりが桜井氏の日本語能力を具体的に示している良い例かと思います。