桜井恵三氏の無料配布資料は流用・コピペだらけ?12

引き続き 桜井恵三氏が無料配布している資料である
http://rbiz.jp/facebook/data/ebook1.pdf (2011年6月22日版)
における流用・コピペ疑惑追求第12弾です。

桜井恵三氏作成の上記資料における これまでの流用・コピペ疑惑については下記を参照下さい。

今回は桜井恵三氏が用いるキーワードの一つである「脳科学」に関するコピペ疑惑です。

        :桜井恵三氏の無料教材における表現
        :流用元と思われるサイトでの表現
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例その14
P.63 (ebook1.pdfにおけるページ番号)
「これについては、大脳皮質の表面的な血流量であることも考慮して、初級学習者の選択的注意の課題の向け方と上級学習者の課題の向け方には大きな違いがあります。初級学習者については、学習の動機付けが低く注意が向けられない状態であり、上級学習者においては、課題に多くの注意を向ける必要がないと思われます。この点について総合的に考察すると、学習者のレベルが進むにつれて選択的注意は意識的、コントロール的から無意識的で自動的に活性するようになると解釈することができます。初級学習者においては、本来ならば必要のない脳内部位にまで負荷がかかってしまうことになり、不必要な労力を費やすため、学習者の疲労度は大きいことになります。」

「ただし、これについては、大脳皮質の表面的な血流量であることも考慮して、初級学習者の選択的注意の課題の向け方と上級学習者の課題の向け方には大きな違いがあると言える。初級学習者については、学習の動機付けが低く注意が向けられない状態であり、上級学習者においては、課題に多くの(意識的な)注意を向ける必要がないと思われる。
この点について総合的に考察すると、学習者が進むにつれて選択的注意は意識的・コントロール的から無意識的・自動的に活性するようになると解釈することができる。初級学習者においては、本来ならば必要のない脳内部位にまで負荷がかかってしまうことになり、不必要な労力を費やすため、学習者の疲労度は大きいことになる。」
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【流用元と思われるサイト】
「英語学習におけるメタ認知ストラテジーの脳科学的効果 : 光トポグラフィによる選択的注意の観測」大石晴美、木下 徹、2004/12/15、名古屋大学言語文化研究会、ことばの科学. v.17, 2004, p.273-286
http://www.lang.nagoya-u.ac.jp/nichigen/0-kyouiku/research/kotoba/17/kinosita17.pdf

pdfの文中には、一応は論文名と大石、木下両氏のお名前が出てくるのですが、正しい引用手順を踏んでおりませんので完全にアウトですね。